時を愛でる旅籠 龍助25とは
小松では昭和5年と7年に大火があり、その後再建された建物がこまつ町家として現存しています。 龍助25の建物もまさにその当時に建てられました。 それから約90年の年月、小松を・龍助町を・人々の営みを見守ってきたこの町家で時を過ごすことで、街や建物、文化・歴史に思いを馳せて頂きたいと考えています。 時を贅沢に過ごしながら、町家と街、現代アート、歴史文化に触れ愛でる。そんな豊かな時間をお過ごし下さい。 築90年にも関わらず、随所に昔の職人の技の素晴らしさと町人の粋を感じることができます。
龍助25は小松の歴史や伝統・文化をそのまま引き継いだ宿です。 築90年にも関わらず、随所に昔の職人の技の素晴らしさと町人の粋を感じることができます。 1日2組限定ですので、ゆっくりとお過ごし頂けます。
1階の庭の間は、朱色の壁と床の間の贅沢な和室です。 中庭を眺め、日常と異なるゆったりとした空間を感じながら時間を過ごすことができます。
中庭の苔は日用町の苔の里のもの。 雨の日は露に濡れ、晴れの日は青々とする姿に心動かされることでしょう。 縁側にかけて本を読んだり、会話を楽しんだりと自由な時間をお過ごしください。
加賀市在住・フランス人切り絵アーティスト・アレックスさんの作品は1階の庭の間と2階の由縁の間に飾られています。 そのほか九谷焼、オーナーが集めた絵画やアンティークの家具などが館内のところどころに飾られております。
お部屋のしつらえにも是非注目してみてください。
2階の海側に面したお部屋「組子の間」は入った瞬間、その美しさに思わずはっとすることでしょう。 規則的で美しい、入口のふすまと奥の障子など、目を引く組子細工の障子が当時の職人技を伝えます。
2階の大通りに面した山側のお部屋が「由縁の間」です。 美しい格子戸からは龍助町の街並みを見ることができます。 棚の美しい細工ガラスに当時の職人の技術の高さがうかがえます。
町家の特徴でもある吹き抜けの空間。 通常の町家のこういった空間では天井に大きな梁がかかっていることが一般的ですが、『龍助25』には梁がありません。 そのため、天井高くまで開放的な空間がひろがり、天窓から明るい日がそそぎます。
2階の廊下は回遊できる造りとなっており、空間の面白さにも目を引かれることでしょう。
大きな土間スペースではお料理も可能です。 冷蔵庫やお皿、電子レンジ、各種調理器具など基本的な設備は揃っています。
お好きな食材を持ち込んで、皆さんで料理をしながら楽しいひと時をお過ごしいただけます。